Sunoでは曲のテンポ調整のためにBPMを指定できる
関連ページ:曲のテンポを上げる方法~プロンプトでの制御~
曲のテンポを調整する方法の一つとして、プロンプトで「BPM〇〇」と入力すればある程度コントロールすることができます。ただ、自分でプロンプトを入力して作っていても「あれ?おかしいな」ということがあるので、実際に指定したBPMになっているかを検証してみました。
検証方法
歌詞などがあると余計な影響を受ける可能性があるので、今回の検証はInsutrumentalで実施しています。具体的な検証条件は下記のようになります
- バージョンはv4
- カスタムモードでInsutrumentalを指定
- Style of Musicには「JAZZ」と「BPM〇〇」のみ指定(〇〇は数字)
- 〇〇の数字を60、80、100、120、140、160で指定し、それぞれ6曲生成
- BPMを大きく振って調整できる上限と下限も見る
- 生成した曲をダウンロードして、BPM計測サイトにアップしてBPMを測定
- サイトの信頼性がわからないので、フリーで使えるサイトを2つで比較
- 使用したサイトは「MyEdit」とTunebatの「Song Key & BPM Finder」
- 同じ曲のBPMを測定してそれぞれ平均したデータを比較
結果
グラフ化してみるとこんな感じになりました。

MyEditとSong Key &BPM Finderで結果が異なりました。MyEditは指定したBPMにはなっているのは100のみで、他は指定されたBPMになっていない。一方でSong Key & BPM Finderは、100、120は近い値をとっています。つまり少なくともBPM60~80、140~160は指定したとおりにならなかった、という結論です。
この理由として、ジャンルが取れるBPMには上限と下限があることが考えられます。極端な話、BPM200を指定してもおそらくできないので、Sunoが完全に無視したということになります。n数は少ないですが今回の結果からジャズで指定できるBPMはおそらく100~120くらいまでなのかと思います。
生成した曲のバラつきとMyEditとSong Key & BPM Finderの比較
ただ、これはあくまで平均値です。細かく6曲の分布がどうなっていたかと、ついでにMyEditとSong Key & BPM Finderが同じ曲のBPMを計測したらどんな違いとして出力してきたかを見てみましょう。
面倒なので一つのグラフにまとめました。

どっちのが大きく計測しやすい、という感じはなく、曲によってばらついている感じですね。指定したBPMの最大と最小の差は、たとえばBPM100と120ときはMyEditで45、Song Key & BPM Finderで64でした。思ったよりバラつきは大きいです。標準偏差σはどちらも20程度で、Song Key & BPM Finderのが大きいです。
つまり何が言いたいかというと、100と120は指定すれば「平均値」で狙った値の付近に収束するが、「個々」でみるとバラつきが大きいので実はそこまで指定したBPMにはなっていないことがある、ということです。
あと、ここからは完全に自分の感覚ではありますが、
- やはりBPMを高く指定すれば高い曲ができやすい傾向はある
- バラつきが大きいので、狙ったBPMにしたいのであればやはり何個も作る必要がある
- 早すぎる、遅すぎるBPMは完全に無視を決め込まれる(140~の無視っぷりはすごい)
- BPMの計測サイトはどちらかというとSong Key & BPM Finderのが聞いている感じに近い
という印象を持ちました。あくまで参考です。
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まとめ
BPMを指定したら、ちゃんとそのBPMになるかを検証してみました。結果としてジャズというジャンルにおいて、BPMをコントロールできる上限と下限があり、おおよそBPM100、BPM120は平均値としては狙いのBPMになりそう。ただ、個々の曲でバラつきが大きいのでそれなりの数を生成する必要がある。個人的には計測サイトはSong Key & BPM Finderがおすすめ。
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