「SunoAI 最新アップデート解説|8分曲が生成可能に!プロンプト精度やジャンル融合も進化Suno AIでv4.5がリリースされました!

2025/5/2にv4.5がリリース(現時点では有料プランユーザーのみ)

SunoのX(旧Twitter)が最速でv4.5のリリースを発表しました。5/2の段階でSunoのWebサイトではすでにv4.5の使用ができますが、有料プランのユーザーのみ使用可能となっています。まだアプリの方はv4のみで対応できていないようなので順次対応されると思います(iOSで確認。アップデートしましたがまだでした)。本記事では、公式X(旧Twitter)からの情報を元にv4.5の内容をわかりやすくまとめました。

(追記:5/3にはSunoブログでも情報が更新されました。基本的にXで書かれていることと同じです)

・Sunoのv4.5が公開された
・現時点で利用できるのは有料ユーザーのみ

v4.5のアップデートの要点

現時点でわかっている変更点をまとめました。v4.5の解説がでているのはWebサイトとX(旧Twitter)、そして遅れてSunoブログのみです。

Webサイトでの解説

Webサイトの画面上にあるバージョンの場所がv4.5に変わっており、そこを選択すると次のような解説が出てきます。

・smarter prompts   :プロンプトがより賢くなった
・better genre mashups :ジャンルの組み合わせが洗練された
・faster generations   :楽曲の生成が高速になった
・max 8 min      :最大8分の楽曲が作れるようになった

つまり今回のアップデートでは、「SunoAIはより高度なプロンプト理解能力を備え、音楽ジャンルの融合表現が改善され、生成スピードも向上。さらに、作成できる楽曲の最大長が8分になったことで、より長く、表現力豊かな楽曲制作が可能になった。」ということになります。

X(旧Twitter)での解説

Suno公式のX(旧Twitter)では次のようなポストがされています。太字がポストの原文でその次に直訳を書いていきます。

v4.5 just dropped for Pro & Premier subscribers 🔥 A wider range of genres, richer vocals, & enhanced prompt understanding for songs that match your vision.
(ProおよびPremierプラン加入者向けにv4.5がリリースされました。より広いジャンル対応、豊かなボーカル表現、そしてプロンプト理解の強化によって、あなたのイメージ通りの曲が作れるようになりました。)

What’s New:
🙌 Expanded genres & smarter mashups: More genre options — Blends like midwest emo + neosoul or EDM + folk come together seamlessly.
(ジャンルの拡大とよりスマートなジャンル融合 例:Midwest emo + Neo-soul や EDM + Folk のようなブレンドが自然に融合)

🎤 Enhanced voices: Vocals now hit harder — with more depth, emotion, and range. From intimate whispers to full-on power hooks, v4.5 delivers with feeling.
(ボーカルの強化:より深み・感情・音域がある。囁き声から力強いフックまで表現可能に)

🔊 More complex, textured sound: v4.5 picks up the subtleties that make your music shine — layered instruments, tone shifts, and sonic details with depth. Prompts like “leaf textures” or “melodic whistling” now come through with clarity and dimension.
(より複雑で質感のあるサウンド:楽器の重なり、音色の変化、細かなサウンドディテールをより正確に表現 (例:”leaf textures”や“melodic whistling”のようなプロンプトにも対応))

🧠 Better prompt adherence: Your words hit harder. Mood, vibe, instruments, and detail are captured with precision—so what you imagine is what you hear.
(プロンプトへの忠実度が向上:ムード、雰囲気、使用楽器、ディテールを正確に再現)

✍️ Prompt enhancement helper: Drop in a few tags or a rough idea, hit Enhance, and get a rich, fully-formed style prompt you can roll with or remix.
(プロンプト補助機能(プロンプトエンハンスメントヘルパー):タグや簡単なアイデアを入力すると、洗練されたプロンプトに変換可能)

🎭 Upgraded Covers + Personas: Covers hold onto more melodic detail. Genre switching feels seamless. Personas better preserve the vibe and character of your track — and now…
(カバーとペルソナの改善:メロディの再現度やジャンル切り替えの滑らかさが向上。ペルソナの雰囲気もより正確に保持。)

🤝🏽 Covers + Personas can be combined: Remix voice, structure, and style all at once. It’s a whole new way to create.
(カバーとペルソナの組み合わせが可能に:声、構成、スタイルを一括でリミックス可能)

📈 Extended song length: Previously 4 minutes, now create up to 8 minutes without using Extend.
(曲の長さが拡張:従来の4分から、Extendを使わなくても最大8分まで対応)

🏆 Improved audio: Fuller, more balanced mixes with reduced shimmer and degradation — everything sounds better.
(音質の向上:より厚みのあるバランスの取れたミックスに。不要なノイズや劣化も軽減。)

長いので要点を書くとこうなります。

・ジャンル表現の幅が拡大し、異なるジャンルの融合も自然になった
・ボーカル表現の質が向上し、より感情豊かな楽曲が作れる

・より細かく複雑なサウンドを作れるようになった
・プロンプト(指示文)の理解力が強化され、入力した内容がより忠実に反映
・プロンプト補助機能で初心者でも質の高いプロンプトが作れる
・カバー曲とペルソナを自由に組み合わせてリミックスできる新しい作曲方法
・楽曲の最大長が8分に拡張され、より構成のある音楽が作成可能に
・音質も全体的に向上し、プロ品質に近づいている

思った以上の変更が加えられています。今回もv4のときと同じようにRemaster機能がついているのでこれまでv4などで作った曲をv4.5にリマスターできるのでそれで再生成して聞いてみるとわかりますが、確かにボーカルの表現力がかなり上がっているのが分かります。また使用されている楽器が増えてそれが上手く調和がとれているように感じます。かなり凄いですね。

実際にv4.5で生成した曲は次のようになります。左はv4.5で新規で作った曲、中央はv4で生成したものをv4.5にRemasterした曲、右はv4で作った原曲になります。

v4.5で新規に作った曲。ビブラートや抑揚が豊かに表現されておりボーカルの表現力が上がっていることがよくわかります。本当に凄いのでぜひ聞いてみてください。鳥肌立ちました。
v4で作った曲をv4.5でRemasterした曲。こちらは原曲と比べて使用さている楽器が増えてよりリッチになっているのが分かると思います。
v4で生成した原曲。v4でも十分にクオリティが高いです。

・ボーカルやサウンドなど全体的な品質が向上
・プロンプトの理解力が上がり、プロンプトエンハンスメントヘルパーなどの機能が追加された
・カバーとペルソナ機能の組み合わせができるようになった

インターフェース(操作画面)の変化

前からインターフェースはちょっとずつ変化していましたが、今回も変化が加えられています。今まで使っていた機能がどこにいったかわからなくなった人は参考にしてください

Style Descriptionの右上に小さなアイコンが追加されました。これがXに記載された「プロンプト補助機能(プロンプトエンハンスメントヘルパー)で初心者でも質の高いプロンプトが作れる」の機能と思われます。ここをクリックすると単語で記載されていたプロンプトがより細かい指示文に変換してくれています。

この文章はプロンプトの内容からこちらの意図を読み取り、プロンプトをより細かく指示しています。ただよく読むとちょっとイメージと違うことを書いていたりするので自分で修正したり、もう一度アイコンをクリックすると作り直してくれるのでもう一度作り直すのが良いと思います。

ここから微修正が入っているところです。More Optionsのところで変更が入っておりAdd AudioとPromptsは下の「+」のみとなりました。

ここからAdd Audioなどが選択できます。実際にサンプル音源を追加するとこうなりました。

ちょっとしたインターフェースの変更のみです。ただ、ここが最も大きなところだと思いますが、いままでPersona機能を使うとPersonaを作った曲に引っ張られて曲が生成されていましたが、今回からはPersonaとCoverの組み合わせができるようになったので、声、構成、スタイルを一括でリミックスができるようになっています。ただ実際に生成した感じではやはり引っ張られている感じは受けます。

・v4.5のタイミングで操作画面が変更された
・Style Descriptionの右上にアイコンが追加された(プロンプトエンハンスエトヘルパー)

・PersonaとCoverの組み合わせて一括リミックスができるようになった

まとめ

v4.5のアップデートにより、Sunoはより本格的な音楽制作ツールに進化しました。単純な曲の生成や歌声の向上だけでなく、使い勝手や機能の充実が図られています。まだ使い始めたばかりですので新たない気づいたことがありましたら随時更新していきます。

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