Suno AIのプロンプト(Prompt)〜音楽ジャンル編〜

音楽の種類を決めるプロンプト

ご存知にように音楽には様々なジャンルがあります。どんなジャンルならSuno AIで作れるのか、そのためにはどんなプロンプト(Prompt)を入れたらよいのかが悩むところだと思いますのでその方法を解説します。

基本的にはどんなジャンルを作りたいか決まっているなら「Style of music」に直接そのジャンルを入力する、どんな音楽がよいかわからないかったり明確なイメージを持っていないなら「Search」を使って自分のイメージにあったジャンルを選んで「Reuse Prompt」を使うやり方があります(やり方はこちら)。ほんとうにざっくりでいいなら簡単モードで「Song description」を使ってジャンルを入れればいいと思います。

今回は、作りたいジャンルがわかっている方、どんな音楽を作りたいかイメージが決まっている方向けの解説となります。

作りたい音楽の具体的なアーティスト、曲名の音楽ジャンルをChat GPTで調べる

プロンプトにアーティスト名や具体的な曲名を入れても全く反応してくれません。Suno AIは無理なことは一切無視してきます。ですので作りたい曲のイメージに近いアーティストの音楽ジャンルを調べます。具体的にはChat GPTに「⚪︎⚪︎(アーティスト名)の音楽ジャンルを教えて」と入力することでChat GPTが複数のジャンルを教えてくれます。これはそのアーティストのジャンルが1つではなく、いろんなジャンルにまたがっているため何個も出てくることになります。より具体的にイメージに近い曲名があればそれを入力すればChat GPTは返してくれるので、よりイメージに近づけることができます。(このとき出てきたジャンルを全部入れても思った曲はできないです)。

次にそのジャンルを英語に変換します。Suno AIは日本語でも対応できますが、より精度をあげるには間違いなく英語入力がよいです。ですので、さきほどChat GPTがあげてくれたジャンルは日本語で回答されているので「これらのジャンルを英語にしてください」と入力すれば英語で回答してくれるのでこれをコピーして「Style of music」に入力すればイメージに近い音楽が作れるようになります。

さらにイメージに近づけるには工夫が必要

上記のやり方で作ってみると分かりますが、ある程度寄せられるけど少し足らない、ちょっと違う、ということがかなりあると思います。正直なところ、これはジャンル指定だと広範囲すぎるのでそのジャンルの代表的なものをいくつか組み合わせて曲を生成しているのが原因と思います。ですのでここからは正直なところ運の要素がかなり大きくなります。その中でもなんとか曲を寄せていきます。

次に自分が考えている曲の雰囲気に合わせて「Soft」「Dark」「Cool」などの形容詞を英語で伝えていきます。こうすることでよりイメージに近づけていくことができます。ただ、これは個人的な感想ですが曲の雰囲気よりボーカルの歌い方に影響を与えているような印象です。

歌詞が思ったよりも曲調に影響を与えている

まだ検証中ですが、例えば大人しい感じの歌詞を作り、それを固定していろんなジャンルのプロンプトをいれても、どうしても一部のジャンルの曲を作ってくれなかったり、歌詞が柔らかい雰囲気の言葉を作っているとゆっくりな曲調のみで明るい曲調や激しい曲調は作ってくれなくなります。おそらく言葉の意味を理解してその雰囲気に合わせて生成しているのだと思います。ですのでプロンプトをいれてもどうしても思い通りに生成してくれない場合は一度歌詞を見直してみてください。

歌詞を固定して実際に生成した曲たち

「夜空に願いを」という大人しい感じの歌詞をつくって固定し、様々なジャンルの曲を生成したのでそれぞれのYoutubeのリンク先を貼っていきます。

生成には歌詞の固定のほかにボーカルも女性に固定しています。プロンプトの影響を測るためにPersona機能は使っていないです。Suno AIのバージョンはv4です。
(随時増やしていく予定です)

【J-pop】
【Epic】
【Soul】
【Altanative Rock】
【Heavy Metal】
【ORCHESTRAL】
【Jazz】
【Metal】
【R&B】
【ビジュアル系】
【Theatrical music】
【16-bit】
【J-Rock】
【Hip-Hop】
【Ballad】
【K-pop】
【ORCHESTRAL】
【Vocaloid】

※最後に使用した歌詞を載せておきます。

まとめ

作りたい曲のイメージがある場合は、その元となるアーティスト、または曲のジャンルをChat GPTに聞いてそのジャンルをStyle of musicにプロンプトを入力します。そこからさらに曲の雰囲気に合わせて形容詞などを入力すればイメージの曲に寄せていくことができます。ただし、ランダム要素が強いので何曲も生成する必要がありますし、作った歌詞によって曲調が影響を受けるのでその点も考慮する必要があります。

(参考) リンク先の「夜空に願いを」の歌詞

[Intro]
静かに夜が訪れる
星が瞬き、心を寄せて

[Verse 1]
夢の中で君に会う
あの日の笑顔が、まだ胸に
月明かりが照らす道
二人の影を追いかけている

[Chorus]
夜空に願いを込めて
君とまた巡り会えるように
運命の糸を辿りながら
心の声を響かせて

[Verse 2]
忘れられないその声
風に乗って、耳元に届く
思い出の中で生きてる
君と過ごした日々は色褪せない

[Chorus]
夜空に願いを込めて
君とまた巡り会えるように
運命の糸を辿りながら
心の声を響かせて

[Bridge]
切なさが夜を包み
明日が来るのを待っている
どんなに遠く離れても
愛は消えない、ずっと胸に

[Chorus]
夜空に願いを込めて
君とまた巡り会えるように
運命の糸を辿りながら
心の声を響かせて

[Outro]
静かに夜が明けていく
君のことを思い出しながら

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